♯2 Leave No One Behind
Leave No One Behind
＝誰一人取り残さない
SDGsの理念です。
と同時に、
トラジャの川島如恵留（かわしまのえる）くんの思いでもあります。
今回は、この"Leave No One Behind"について、
SDGsと如恵留くんのそれぞれの目指すことを考えていきます。
まずは、
SDGsが考える"Leave No One Behind"について
※
"No One (will be) Left Behind"と表現されることもあるのですが、
国連ではLeave No One~の方であるのと、
個人的に"will"だと意思が弱く感じるので、
ここでは"Leave No One Behind"で統一したいと思います。
"Leave No One Behind"、
日本語だと、「誰一人取り残さない」になります。
leaveが「去る」、behindが「後ろ」、leave behindは「置き去りにする、忘れる」。
これにNo One 「誰一人として」がつくことで、「Leave No One Behind＝誰一人取り残さない」という意味になっています。
誰一人の「誰」とは、具体的にどのような人を指しているのでしょうか？
SDGsの17のターゲットを見てみると、
貧困、衛生、ジェンダー、雇用創出など、
それぞれのゴールで様々な事情をカバーしていることが分かります。
これらの様々な事情を抱えている人々を誰一人取り残さないことが、SDGsの目指すところになるわけですが、これは「今」地球上にいる人に限った話ではありません。
「SDGs=持続可能な開発目標」という言葉に含まれる「持続可能な開発」とは、
「将来世代のニーズも満たしつつ、現役世代のニーズも満足させる開発」のことです。
つまり、誰一人取り残さないが指す「誰」とは、
現在、そして将来のあらゆる国のあらゆる人々ということになります。
なので、あなたも、私も、周りの人たちも、これから生まれてくる人たちも、誰一人取り残さない社会を目指しています。
SDGsや開発と聞くと、少なくとも私は途上国の人々をイメージしがちだったのですが、日本ももちろん例外ではありません。
日本は、世界的に見てもジェンダー平等が遅れている国で、アジアでは最低レベルになっており、ジェンダー以外にも多くの不平等が存在しています。貧困も、雇用問題もあります。
今例に挙げたのは、順にゴール5、10、1、8ですが、他にも個人レベルから日本全体までみると、様々なSDGsのゴールにあてはまる人がいるのではないでしょうか。
もちろんSDGsでカバーできない分野の問題を抱えている方もいると思います。
まずは2030年までの目標として17個のターゲットで多くの分野をカバーし、
世界中の国、企業、団体、個人が協力して進んでいく、
そんなSDGsのコンセプトが「Leave No One Behind」です。
次に、
Travis Japanの川島如恵留（かわしまのえる）くんが考える"Leave No One Behind"について
如恵留くんは、自身のアイドル像に「誰一人取り残さないアイドル」を掲げていると感じることが多々あります。
2020年に行われたソロコンサートでは、
「誰一人取り残さない、温かいライブ」をテーマとしていました。
幅広い楽曲を取り入れたセトリで、いくつかの曲で手話✋を取りいれ、多くの世代の様々な方に愛されることを目指していたようです。
手話✋といえば、如恵留くんは2020年春の緊急事態宣言中、ジャニーズの動画コンテンツ「ISLAND TV」で手話動画を毎日upしていました。
その合計は50本に及びます。すごい(ﾟ□ﾟｏ)ﾉﾉ
普段のパフォーマンスやクイズ番組に出演した際などにも、自然に手話をしているところが見られます。
「誰一人取り残さない」という思いがある如恵留くん、手話以外にもこの思いを感じた出来事がありました。
それは、トラジャ初の全国ツアー【Travis Japan Live tour 2021 IMAGE NATION～全国ツアーしちゃってもいいですかっ!?】、通称賛成コンで披露された一曲「Happy Groovy」のjazz versionでの出来事です。
（ここで、賛成コンの名前について、トラジャのことを知らない方に補足させていただきます。トラジャはライブ前などで円陣をするとき、「楽しんじゃってもいいですかっ」「盛り上がってもいいですかっ」といったリーダーの掛け声の後に「賛成！」と言います。なので、ツアー名にちなんで賛成コンと呼ばれていました🙌）
はい、では「Happy Groovy」jazz ver.の話に戻ります。
如恵留くんのパートで、「Boys and Girls」という歌詞があるのですが、これを「Hey you guys」に変えて歌ったのです。
これは三年前の「Happy Groovy」。
4:00ごろで「Boys and Girls」と歌っています。
賛成コンで披露した「Happy Groovy」のjazz ver.は、公式の動画がないので、ご参考までに冒頭に一瞬映っている「RIDE ON TIME」の予告映像を貼ります。
賛成コンではおそらく全公演で、さらにNHKの少年倶楽部という音楽番組で披露した際も、「Hey you guys」と歌っていました。
「Boys and Girls」は「少年少女のみんな」といった意味で性別を感じる表現ですが、
「Hey you guys」は「やあみんな！」といったニュアンスなので、性別を特定せず多様性に配慮した表現です。
世界的にも、地下鉄や店内のアナウンスなどで「Ladies and Gentleman（紳士淑女の皆さま）」、「Boys and Girls」を廃止する動きがあります。
日本でも、JALが「Ladies and Gentleman」を「All passengers（乗客の皆さま）」や「Everyone（皆さま）」に、
東京ディズニーランド・シーが「Ladies and gentleman, Boys and Girls」を「Hello everyone（こんにちは、みなさん）」に変えるなど、ジェンダーに配慮した考え方が広まっています。
このような世界的な流れも取り入れたであろう、如恵留くんの歌詞変更、
新しいアイドル像ですよね！
きっと如恵留くんには、あらゆる世代のあらゆる人々が見えていて、誰一人取り残さずアイドルとして愛を伝えていこうとしているのだと思います。
誰一人取り残さない × アイドル でいえば、
SNSへの進出や配信ライブも貢献しています。
トラジャのYouTubeのコメント欄で海外ファンからのコメントをよく見かけるのですが、日本のテレビ番組で放映されていれば海外ファンは見られなかったかもしれません。
先ほどの賛成コンはオーラスが生配信されたのですが、英語で「配信が見られて嬉しい！」というコメントも見かけました。
これも、海外ファンだけでなく、それぞれの事情で会場に足を運べなかった人たちを取り残さないことに繋がっています。
「誰も取り残さない」とはいっても、Travis Japanのメンバーは1人ずつしかいないし、彼らの所属する事務所も企業である以上、全てのニーズを満たすことは難しいかもしれません。
なので、できるところから一歩ずつ、
ジャニーズ事務所が誰も取り残さない社会に向けた歯車に入っていくと嬉しいです。
今回は、「Leave No One Behind」をテーマに、SDGsと如恵留くんの関係をまとめてみました。
このブログの途中で、「Leave No One Behind」とは「現在、そして将来のあらゆる国のあらゆる人々を誰も取り残さない」と書いたのですが、トラジャ専用のダンスチャンネル+81 DANCE STUDIOの概要欄に以下の文章がありました。
”Travis Japanが...さまざまな世代のみならず、世界中の視聴者に向けて配信していきます。”
なんだか、「Leave No One Behind」と通じるものを感じるような...☺️
今後SDGsが社会に浸透していくと、その基本コンセプトである、「Leave No One Behind、誰一人取り残さない」も自然と社会に広まっていくと思います。
時代の流れを汲んだ如恵留くんのいるTravis Japan、これからの活躍にも期待です✨
提供動画のロキシタンのヘアスプレー✨
柑橘系の爽やかな香りです。
